散歩中に他の犬に吠えるのはなぜ?|理由と叱らないDogmind流対策法

公園の遊歩道で、他の犬に向かって吠える柴犬と、驚いた表情の女性飼い主。飼い主は青い長袖シャツとベージュのズボンを着ており、犬のリードをしっかり握っている。遠くには別の犬のシルエットが見える。 犬のしつけ・トレーニング

「うちの子、散歩のときに他の犬を見かけると必ず吠えちゃうんです…」

そんな悩みを抱えていませんか?

他の犬に向かって吠える姿を見て、
「恥ずかしい」「申し訳ない」「しつけができていないのかな」と落ち込む方も多いと思います。

でも実は、吠えること=問題行動とは限りません。
犬にとっては、ごく自然な“コミュニケーション”であり、“自己防衛”でもあるのです。

このページでは、
「散歩中に他の犬に吠える理由」
「叱らずに落ち着かせるDogmind流の対処法」を、やさしく分かりやすくご紹介します。

「怒らずに、でもしっかり伝える」──
そんな関係づくりの第一歩にしていただけたら嬉しいです。

散歩中に犬が吠えるのは「問題行動」じゃない?

「うちの子、散歩のときに他の犬を見ると必ず吠えるんです…」
こうした相談、Dogmindにもたくさん寄せられます。

でも、まず最初に知ってほしいことがあります。

それは──
散歩中に吠える=悪いことではないということです。

犬にとって“吠える”という行動は、本能的で自然なもの。
人間でいうところの「話しかける」「主張する」と同じようなものなのです。

本能・警戒・社会化不足が原因になる

多くの飼い主さんが、「うちの子、性格が悪いのかな…」と悩んでしまいがちですが、
その裏にはこんな理由が隠れていることが多いんです。

  • 本能的な縄張り意識
  • 過去の怖い経験
  • 他の犬と慣れる“社会化”が足りていない

特に社会化不足が原因の場合、
「知らない犬=怖い」「相手が何をするかわからない」
そんな不安が先立って、吠えることで距離を取ろうとしてしまうんですね。

「他の犬=脅威」と感じているかも

たとえば、あなたが外国の街を一人で歩いているとき、
突然知らない言語で話しかけられたら……ちょっと警戒しますよね?

犬にとってもそれと似たようなもの。
特にリードでつながれて逃げ場のない状態だと、
“吠える”ことで自分を守ろうとするんです。

つまり、あなたの犬は怖がりながらもがんばっているのかもしれません。

叱って止めるのは逆効果になることも

犬が他の犬に向かって吠えたとき、
つい「コラッ!」「やめなさい!」と声を荒げてしまうこと、ありませんか?

でも実は、その対応──逆効果になっているかもしれません。

吠える → 飼い主が叫ぶ → 「注目された!」

犬はとても空気を読む生き物。
しかも「反応」に敏感です。

吠えたときに飼い主が強い声で反応すると、犬はこう感じます。

「飼い主も興奮してる!」
「吠えたら何か起きた!注目された!」

つまり、“吠える → 注目される”という学習が生まれてしまうのです。

「犬が悪い」のではなく「伝え方のズレ」

犬は、あなたの言葉を理解していないかもしれません。
でもあなたの雰囲気・声のトーン・空気感は敏感に感じ取っています。

大切なのは「悪いことをしたから怒る」ではなく、
「なぜその行動をしたのか」を理解してあげること。

Dogmind流|叱らずに落ち着かせる3ステップ

「じゃあ、実際にどうすればいいの?」
ここからはDogmindが提案する“叱らずに落ち着かせる”ための3つのステップをご紹介します。

① 距離をとって、まず落ち着かせる

犬が吠える前に、相手の犬との距離をとるのが鉄則。
吠える前に気づいてあげることが最大の予防策です。

「見せなきゃ慣れない」と思いがちですが、
吠えてしまう=パニック状態で何も学べません。

② 相手の犬を見せずにスルーする練習

少し慣れてきたら、すれ違う練習をしていきます。
無理に近づける必要はありません。

  • 距離を保ったまま
  • アイコンタクトをとって通過
  • 静かに何事もなかったように

視界を遮る、オヤツで気をそらすなども有効です。

③ うまくできたら、ごほうびは“静かに”渡す

興奮しているときに与えず、落ち着いたタイミングでそっと渡すことがポイント。

「安心していれば褒められる」ことを学ばせるのが目的です。

社会化は一朝一夕ではできない

「経験の積み重ね」が不安をやわらげる

犬にとって「他の犬とすれ違う」経験は、
最初は不安と緊張に満ちたものです。

それが何度も繰り返される中で、
「なんだ、大丈夫だった」「怖くなかった」
という安心が少しずつ蓄積されていきます。

「吠えない=正解」を静かに伝え続ける

成功体験を地道に積み重ねることが、
信頼と安心を育てる最大のコツです。

他の犬とすれ違えるようになったら…

近づけるかどうかは、犬次第

すべての犬が他の犬と仲良くなりたいわけではありません。
「静かに過ごしたい」タイプの子もいます。

「仲良くさせよう」と思いすぎないこと

「無理せず、安心して共存できる」関係を目指してあげましょう。

吠えずに通りすぎられるようになったら、それだけでも大きな進歩です。

まとめ|吠えるのはダメじゃない。伝え方がカギ

  • 吠えるのは自然な行動
  • 叱らず、安心を伝えることが大事
  • 毎日の小さな成功を積み重ねよう

Dogmindでは、叱らずに伝えるしつけを大切にしています。

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