「叱らないしつけ」は甘やかし?|Dogmindが大切にしている理由と効果

「『叱らないしつけ』は甘やかし?」という見出しと、「Dogmindが大切にしている理由と効果」というサブタイトルが記載されたイラスト。右側にはオレンジ色の服を着た女性が指を立てて微笑み、左側にはおすわりして穏やかな表情の犬が描かれている。背景はベージュで温かみのあるデザイン。 犬のしつけ・トレーニング

「叱らないしつけって、甘やかしになるんじゃないの?」
「ちゃんと厳しくしないと“ナメられる”んじゃ……」

そんなふうに感じたこと、ありませんか?

実はこれ、とてもよくある誤解なんです。

Dogmindでは、
「叱らないけど、しっかり伝える」というスタンスを大切にしています。

今回は、
なぜ「叱らないしつけ」が“甘やかし”とは違うのか?
どうしてDogmindはそれをおすすめしているのか?

その理由と実際の効果を、わかりやすくお伝えしていきます。

「叱らない=甘やかし」と思われがちな理由

犬のしつけについて話していると、よく出てくるのがこのフレーズ:

「ちゃんと叱らないとナメられるよ」

確かに昔は、
「犬の上下関係をはっきりさせるべき」
「人間が“上”に立たないといけない」
そんな考え方が広く浸透していました。

でも、私たちが犬と暮らす環境も、
犬の心理や学習に関する知識も、日々アップデートされているんです。

厳しくしないと“ナメられる”という風潮

昔ながらのしつけ法では、
吠えたら叱る、咬んだら叱る、といった「罰を通じて学ばせる」やり方が主流でした。

もちろん、それが“ダメ”というわけではありません。

でも──
その方法が合わない犬もいれば、
怖がって萎縮してしまう犬もいるのです。

「しつけ=コントロール」だと思っていませんか?

叱って従わせる方法は、
一見「効いている」ように見えることがあります。

でもそれは、
犬が“本当に理解している”から従っているわけではないこともあるんです。

  • 怒られたくないから従う
  • その場しのぎで行動をやめる
  • 飼い主との関係が緊張ベースになっている

……そんな状態では、信頼も安心も育ちません。

Dogmindが“叱らない”をすすめる本当の理由

Dogmindでは、
「叱らずに伝える」=「何も言わない」ではないと考えています。

むしろ、伝えるべきことはしっかり伝える
ただし、その“方法”が「叱る」ではないだけなのです。

犬の行動には「理由」がある

たとえば──

  • 吠える
  • 噛む
  • 飛びつく

どれも“問題行動”と見られがちですが、
犬にとっては意味のある行動です。

つまり、その行動の「理由」に目を向けることが、しつけの第一歩なんです。

「伝え方」で犬は変わるから

犬は、私たちの言葉を完璧には理解できません。
でも、私たちの態度・表情・声のトーンにはとても敏感です。

だからこそ、

  • 落ち着いて向き合う
  • 望ましい行動を強化する
  • 間違っても感情的に怒らない

このように“伝え方”を変えるだけで、犬の反応も変わっていくんです。

Dogmindが「叱らない」を選ぶのは、
犬がより安心して、飼い主の言葉を受け止められる環境をつくるためです。

「叱らずに育てた犬」のほうが落ち着いている

「叱らないで大丈夫なの?」
そう思う方は多いと思います。

でも実際には──
Dogmindの方法で育てられた犬たちは、とても落ち着いているんです。

それは、“怖くて従っている”のではなく、“安心して行動できている”から

「指示に従う」=「信頼している」状態

たとえば、

  • 「おすわり」と言ったら自然と座ってくれる
  • 呼んだらこちらを見て戻ってくれる
  • 吠えずに落ち着いて待てるようになる

これらの行動は、
犬が「この人の言うことは信じていい」と思っているからこそ起こる反応です。

つまり、しつけのゴールは“支配”ではなく“信頼”なんです。

怖さではなく“安心感”で動く子になる

叱ってばかりの環境では、犬はこう学びます。

「失敗したら怒られるかも」

「この人は怖いから逆らわない方がいい」

でもDogmindのアプローチでは、犬はこう感じます。

「この人はわかってくれる」

「落ち着いていれば、いいことがある」

「失敗してもやり直せる」

この“安心の積み重ね”が、
犬の心を穏やかにし、余裕ある行動を生み出すんです。

「ダメなことはダメ」をどう伝えるか?

「叱らないしつけって、注意もしないの?」
「じゃあ“ダメ”なことはどうやって伝えるの?」

そう思った方、安心してください。

Dogmindでは、
“伝えるべきことはしっかり伝える”姿勢を大切にしています。

やめさせるより「こうしてほしい」を教える

犬に「やめて」と言うだけでは、
“代わりに何をすればいいか”がわかりません

たとえば、

  • 噛んだらおもちゃを与える
  • 吠えたら落ち着いてから声をかける
  • 飛びついたら「おすわり」を促し、褒める

「してほしい行動」を明確に教えることで、
犬は自然と吠えたり噛んだりする必要がなくなります。

怒らなくても、行動は変えられる

「ダメなことをやめさせたい」
その気持ちは、とても大切です。

でも──
その伝え方が「怒る」「怖がらせる」じゃなくても、十分伝わります。

  • 一貫した対応
  • タイミングを逃さない褒め方
  • 静かに導くしぐさ

これだけで、犬はちゃんと学びます。

そして、怒らなかったことで飼い主への信頼が損なわれず、
むしろ関係がより強くなるんです。

まとめ|「叱らない=甘やかし」ではありません

「叱らないしつけ」は、何も“何も言わない”わけじゃない。
むしろ、犬の気持ちに寄り添いながら“ちゃんと伝える”しつけです。

  • 犬の行動には理由がある
  • 落ち着いた関係性が、犬の心を育てる
  • “怒らずに伝える力”は、しつけの本質

Dogmindは、
「飼い主も犬も、おたがいに安心して過ごせる毎日」を目指しています。

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